0.UnitV2とは
UnitV2はM5Stackから発売されたプロトタイピングツールです.
M5Stackのラインナップの中でも最も計算性能が高いものになっています.
UnitV"2"の名前が示すようにUnitVの後継モデルとなっていますが,CPUに互換性はないうえに,2の方はLinuxが動作しています.
1.外観と内容物
治具(1).GoProのものに似たヒンジになっています.
2.遊ぶ前の儀式
UnitV2とPCをUSBでつなげるとファンが回転し始め,だんだん暖かくなってきます.この時にデバイスマネージャでUnitV2を探すと不明なデバイスとして認識されます.そのためドライバを充てる必要があります.ドライバはチュートリアルのページにあるリンクで配布されているので突っ込んでおきます.
チュートリアルページの通りにドライバを認識させたのち,ブラウザ(Chromeで動作確認済み)を開き,URLのところに UnitV2.py or 10.254.239.1 と入力します.すると最初から入っているでもプログラムを確認できます.
3.デモの様子
こんな感じで動きます.Yoloの実行の様子を見ている感じだと,UnitVやStickVで使われていたK210のアクセラレータ使用時ほどではないにしろ,そこそこの速さで動いている感じです.
4.SSH
UnitV2は初期状態でSSH接続による操作をすることができます.
適当なターミナルソフトで 10.254.239.1:22 にアクセスし,username : m5stack,初期パスワード : 12345678で入れるはずです(本体裏面のシールに書いてある).
組み込みLinuxなので,コマンドポチポチしていくと色々見ることができます.
ただし,スーパーユーザーになれなかったので電源をコマンドラインから切ることができませんでした(中の人がやり方を知らないだけかもしれません).
cpuinfoを読みに行った様子.確かにデュアルコア. |
5.その他
Armv7のデュアルコア(1.2GHz)は初期のRPiを凌駕するほどのCPU性能であり,当然のごとく熱がすごいです.この対策として冷却ファンがついているのですが,振動と音が出ます.もしかしたら気になる人がいるかもしれないです.
6.まとめ
UnitV2を初めて動かしてみました.ドライバのインストールと電源をコマンドラインから切れないこと以外は特に気になる点はありませんでした.
今後はncnnやOpenCVを使っていろいろやっていこうと思っています.
cargo run
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