前回の投稿から1年以上放置していた中の人です。定期更新ができないのは中の人の性格()なのでご承知おきください。以前トイラジコンを作る記事を出していたのですが、その続きを書いていなかったので書いておこうかと思います(2020/4ごろの記事なので、4年以上も前ですね)。
さて前回の記事をざっくりまとめると、
- メカ部品を設計して3Dプリンタで作ったが、サイズと強度が足りず再設計
- プリント基板を設計したら旧正月にバッティングして1カ月遅れで到着
となってました。この後メカ側は再設計した部品が届いたので仮組みをし、並行して回路側の評価を行いました。
メカの再設計
メカの方は設計方針を大幅に変更しました。機構周りの部品についてすべてを3Dプリントで自作するのではなく既製品を流用することにより耐久性や精度を得る方向にシフトしました。
この方針変更に伴い、設計の参考にしていたMINI-Z AWDのシャシーからデフを流用し、それに合わせたマウント等を設計しました。
リア周りの駆動系(ガワ無し版) |
MINI-Z AWDの駆動系をそのまま移植することも考えたのですが、トレッド幅を狭くする必要があったため短縮版のドライブシャフトを3Dプリントで作成しました。またもともと後輪駆動の想定だったため、プロペラシャフトはMINI-Z FWDのものを流用し、モータを含めた駆動系一式を車軸の上に建てる設計としました。モータはMINI-Z AWDのFA-130からタミヤのミニモータセットに変更しました。
フロント周り |
フロント周りはハブとサーボ以外は3Dプリント品にしました。特筆すべき点はないですが、アッカーマンジオメトリになるように設計しました。
機構確認
部品が来たのでとりあえず組んでみました。
パッと見はよさそうな設計でした。しかしながら、いろいろ試すうちに至らない部分が何か所かあることが分かりました。
下側の受けの一部が、強度不足で曲がってしまった |
ステアリングを切ると、壁に接触してしまう |
回路評価
設計した回路が届いたのでテストを実施しました。が、昇圧回路の出力側に負荷を接続し忘れたためDCDCが数分で壊れました。また、モータを回すとUART-USBの通信ができなくなるといった不具合もあり、再設計をすることにしました。
数分で破壊された電源基板 白色LEDが付いている5V系統は正常な出力が出ている |
終わりに
さてここまでが2020/5~2020/8月ごろまでの話でした。とりあえず初物尽くしだったので手探りでやってましたが、その結果としていろいろハマってしまった感じでした。この後作り直したのですが、その話はまた別の記事で。
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