学校に行こうとしても体がついていかず、結局ひきこもる生活をしてる中の人です。STM32の勉強用としてお家に
今回はSTM32F411RE(Nucleo)とMPU9250(中華拡張ボードなんで詳細不明)を使っていきます。MPU9250を動かす流れは、大まかにこんな感じ。
- WHO_AM_Iの読み出し
- 起動
- 出力設定
- ジャイロ・加速度の設定
- 角速度、加速度の読み出し
MPU9250は3軸加速度・3軸ジャイロのMPU6500と3軸地磁気のAK8963がセットになった9軸IMUなので、MPU6500と同じような使い方ができます(レジスタとかが違う)。
MPU9250をSPIで使うとき気を付けたいのはボーレートで、レジスタの読み取りのみであれば20MHzまで行けるようですが、書き込みまで行う場合、1MHz程度が限界となっています。
今回使ったNucleoボードの場合、
hspi2.Init.BaudRatePrescaler = SPI_BAUDRATEPRESCALER_32;
と設定することで(CubeMXであればSPIのプリスケーラを32にする)ことで大体1.3MHzになります。(これでも一応動くけど、値の読み出しに失敗することがありそう)
この設定が終わったらread関数とwrite関数を実装するのですが、それはここを参考にしてください。
で、ここまで出来たら次はWHO_AM_Iを読み出す作業です。MPU9250は0x75のレジスタを読みに行くと、0x71が返ってくるはずです。
ここまでできれば、データの読出しはもうすぐです。とりあえずこの後の流れをまとめると、
0x6B(PWR_MGMT_1)のレジスタに0x00を書き込む
↓
0x1A(CONFIG)のレジスタに0x00を書き込む
↓
0x1B()のレジスタに0x18を書き込む(フルレンジを2000dpsに設定)
↓
参考:MPU9250 Register Map、
9軸加速度センサー MPU9250をArduinoで制御する その1(I2C)
ここまでで設定が終了して、実際にデータの読み出しとなります。
データの読出しは、上位8bitのデータが入っているレジスタと下位8bitのデータが入っているレジスタの両方を読み出すことで完了します。read関数を2回実行し、上位8bitをシフトして下位8bitとのorを取ることで16bit分のデータが取得できます。やったね。
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